これまでブログでは全く触れていなかったことなのですが。。。
ブリーダーさんから譲っていただいた、メインクーンのすずちゃんとソマリのはなちゃんが我が家にやってきて3ヶ月くらい経った頃。
すずちゃんがあちこちにマーキングをするようになりました…な な なんで〜?
最初は理由も分からず、また頻度も1ヶ月に1度くらいだったので、何か気に入らないことがあった腹いせかな、とのんびり考えていたのですが、すずちゃんが1歳を迎えた10月頃からマーキングの頻度も1〜2週間に1度くらいになり、年末あたりからは1週間に1度、ひどい時は2〜3日に1度という状態でした(-_-#
絨毯、マット、お布団、ソファ…洗える物はいいのですが、洗えないものは捨てるしかありません…何回か買い替えましたが、金銭的にも限界はあります(x_x)
ケージ飼いをすることも考えましたが、これまで部屋の中で自由に過ごしてきた子を、急に檻の中に閉じ込めるなんてできるはずもなく。。。。
根気よく世話をできるほど人間ができていなかったので、限界を感じたある日、ブリーダーさんに相談してみました。
「きっと多頭飼いを嫌がっているのでしょう。仲がよく見えても、心の中では結構葛藤があり、その結果マーキングに走ってしまうのだと思います。
あずきさん、辛かったでしょう。あまり思い詰めないでください。もしよければ、うちで面倒みますよ」
ブリーダーさんの言葉に救われたのは事実で、その日は涙が止まりませんでした。
そう言われてみれば、あまり2人で遊ぶ様子もなく、はなちゃんの表情もどこか厳しい感じでした。それは、現在の顔つきと全く違っているので、後になって分かったことですが。。。
(↑どことなく表情の厳しいはなちゃん)
きっと相性が悪かったのでしょう。
もっと早く相談すればよかった。。。。
結局、大阪へ引っ越した翌々日、すずちゃんを連れてブリーダーさんの住む岐阜県まで行ってきました。
ちょうど寒の戻りがあった頃で、雪の積もった山を見てビックリ。
キャリーケースに入れて車に乗ると、いつも大きな声で鳴くのに、この日は不思議とキャリーケースの中でスヤスヤ寝ていました。
まるで自分の行き先が分かっているような感じで…。
到着したすずちゃんを見て、とても喜ぶブリーダーさんと小学生の娘さん。
キャリーケースを開けると自分から出てくるし、二度とキャリーケースに入ろうとしなかったすずちゃん…(見知らぬ場所へ行った時など、キャリーケースに入ると家に帰れると思っているので、いつもすぐにキャリーケースに戻るのに…)
そうか、やはり生まれた場所がいいのかな。。。。
最後まで一緒にいてあげられなくて、本当にごめんね…な〜んてセンチメンタルになっている私を見て、ブリーダーさんは優しく言いました。
「あずきさんが思っているほど猫の方は気にしていないと思うし、私達はこの子が来てくれて本当に嬉しいんです。気になったらいつでもメールください、写メール送りますし、会いにきてくれていいんですよ」
ブリーダーさん、どうもありがとうございました。
今回のことを振り返ってみて。。。
猫達の気持ちを分かってあげられなかったことを反省し、自分の器の小ささに腹が立ったりしました。
「育てる」ってむずかしい。
まだまだ成長しきれていませんが、できることから取り組んでいこうと思います。